キャンドル販売・制作のモチベーションを上げる2つのコツ!思い込みと他人の存在を活用しよう
※こちらは旧キャンドルブログの記事です。
こんにちは、大沢りえです。
私はこれまで、個人でハンドメイドの制作・販売をしていると煮詰まってしまって、作業の手が止まってしまう事が、幾度となくありました。
迫り来る納期、けれど進まない自身の手際の悪さにヤキモキしましたが、モチベーションが下がってしまった時は、必ず自分を観察してみるという事を意識するようなりました。
そして、モチベーションを下げている理由がわかると、その乗り越え方が少しずつ、わかるようになっていったのです。
決して画期的な方法ではないかもしれないけれど、販売や教室運営までの道のりで、いくつもの気持ちの上がり下がりに悩まされながら克服してきたからこそ、同じ様な方の参考になれば嬉しいです。
モチベーションが下がる理由:無意識にしている、人との比較
キャンドル販売・制作のモチベーションを上げる2つのコツをお話する前に、どうして気持ちが下がるのか、私の事例をもとに簡単に説明させていただきたいのですが
キャンドル 制作を、時間を忘れて楽しんだあと、写真を撮り終わって、SNSにアップして、ついでにフォロワーさんや検索から他の人の作品写真を見る・・・こんなふうに時間を過ごしていると
「こんなに可愛いキャンドル 、作れるなんて器用だな」
「この人、○○校の期間限定レッスン受けたんだ、いいな~」
「韓国までキャンドル 習いに行っちゃうなんてリッチだな~」
こうした、ちょっと羨ましいな気持ちが募る、隣の芝生が青く見える時
キャンドル 制作へのモチベーションが下がって自分の作品への愛着が湧かなくなったり、やることなすこと、裏目にでるというか、なんだか物事が上手く回らないな~と思う出来事が重なりました。
自分と他の人を比較し始めてしまうと
自分はまだまだだ・・
不器用なんだ・・
といった思考が出てきやすくなりますよね。
また、レッスンなどをしていても自分は不器用で・・・とおっしゃる方がたまにいるのですが
比較してしまうとき以外にも、新しいことにチャレンジするときなどは特に不安が募ってしまって、上手くいかなくなる事があります。
私もそういう時は、失敗したらどうしようと不安になることをたくさん考えてしまいます。
さらに、ぶっちゃけてしまうと、私はこれまで自分自身のことを救いようのない不器用だと思っていました。
ただ、私の場合はなぜか、周りから「器用だね」と言われる事が多く、ちょっと不思議な感じすらあるのですが
本当にありえないほど、大事な場面でミスもするし、可愛くない使い物にならないキャンドルだってたくさん、今でもダンボールに詰め込まれています。(笑)
添加剤を忘れて、気泡だらけのものや、表面に模様が出て来てくれなかったり、不気味な色味、パームワックスをアルミモールドに注いでしまった…など
でも、上手くできた時に喜びを爆発させる癖があるので、上手くいかなかった(失敗した)事より、成功した出来事にフォーカスされて
”あたかも1発で、または数回のチャレンジで成功できた”
”器用にできちゃう人”
と、人の記憶を書き換えてしまっている、みたいな経験が、これまで数えきれないほどありました。
本当は私も、裏では失敗ばかりだったんですけどね^^;
自分は不器用だという思い込みをやめ、とりあえず数をこなすこと
しかし、記憶の書きかえだとしても、これまで「器用だね」と言っていただけてきた事で
私自身も器用だと思い込んでいるから、ちょっとの余裕すら醸し出せる、そういう振る舞いになっているのを感じていて
逆に自分が不器用だなと感じる時は、決して技術が足りないわけじゃなくて、不安から、緊張が手足に伝わって筋肉が強張っているのに気づけたんです。
だから、そういう時は感情が、行動に伝わってしまっているだけなのだからと、気負わずになんども繰り返し練習をして、徐々に慣れながら、できなかったことを少しずつスムーズにできる様になる道を選びました。
結果、トライアンドエラーを繰り返すたびに1回ずつの失敗に一喜一憂する事が減って、モチベーションを高くキープすることに繋がっていったように思います。
当たり前ですが、まずは数をこなして練習することは、絶対に必要です。
それをせずに落ち込んでいたら、何も前に進まなかったりします。
だからこそ、良い思い込みを意識的に持って
淡々と練習したり、回数を重ねていく事が
モチベーションを下げないポイントの1つです。
他人の存在を生かしてみる
先ほどの乗り越え方は少し理論的なところがありましたが、今度は対照的に他人(買ってくれるお客さんなど)の存在を見つめてみるという感覚的な方法です。
それは
「誰かのために、活動することを意識してみる」
ということです。
これは、私も日々実感するところなのですが、以前、趣味としてキャンドルづくりをしていた頃は、自然と家族や友人が私が製作したキャンドルを使って喜んで使ってくれるところを想像しながら製作していたので、心がとても満たされる事が多かった様に思います。
それが、いざ販売をする様になると、どこか自分のために意識が向いた状態でキャンドルを作ることになり、ネガティブな思考が販売や作品づくりと結びついてしまう・・ということを経験しました。
例えば、
キャンドルなんて病んでると思われたらどうしよう
パクリと思われたらどうしよう
売れなかったらどうしよう・・・
そんなことを考えながら作るキャンドル はどれも魅力が半減してしまい、SNSへのポストも、販売も自信を持ってできない・・・とにかく不安でいっぱい。
自分の内側に意識が向いている時と
自分の外=”人のために”意識が向いているかの違いだけで
制作のモチベーションが大きく変わっていることに私自身、ハッとしました。
つい、販売しなきゃと考えると否定されたくない、クレームが怖い・・など、起こり得るネガティブなことを想像したり、稼ぐということに意識を持っていきがちになるのですが
”作品を手にする人”に自分の心を持っていくことで
無駄な不安や恐怖も減って、
誰かの為にと楽しみながら販売ができるように思います。
まとめ
今日は、キャンドル 販売のモチベーションを上げる2つのコツについて書いてみました。
*自分は不器用だという不要な思い込みをやめて、とりあえず数をこなすこと
*意識を、自分ではなくて商品を手にするお客さんに向けること
この2つを意識する様になってからは、私は販売でも教室でもモチベーションを高く維持できるようになってきました。
決してすぐに効果が現れるよ!というものでないし、とっておきの方法ではなかったかもしれませんが、じわじわと長続きする、けれど確実なモチベーションの維持法かもしれません。
参考にしてみてください。