キャンドル教室では教えてくれない、手作りキャンドルの新作を生み出す2つの秘訣
キャンドル制作をしていると唐突に、新しいものを生み出すのって大変さを知ることがあります。
新しいキャンドルのデザインが思い浮かばないとか、みんなどうして、そんなに新しいキャンドルをポンポンと思いついて作れるんだろうと
新しいキャンドルを作ることに苦手意識を持ったり、自分には才能がないのでは、落ち込んだりすることもありました。
現在、販売や教室運営をするまでになり、今は、自分が生み出せないとは思いませんが、まれに気持ちが下がっている時は、そうした思いが浮かばないこともありません。
ただ以前より、そう考えることは、劇的に少なくなったように思います。
そこで今日は、新しいキャンドルデザインを生み出すのに役立つ、2の方法をご紹介したいと思います。
新作を生み出すには、すでに持っている技術と技術を組み合わせる
作品の新作を生み出すために、まずは、すでに持っている、または習った技術を組み合わせることで制作をしていきます。
どういうことかというと、
つい、人は他人と差別化を測ろうとして、常に新しいものを生み出さなければという、発明家の立ち位置を狙うことが多いように思います。
ただ、発明家になる人は、本当に稀有な存在で、本当に四六時中、1つのことに集中できるだとか、三度の飯より、研究が好き!みたいな人だと思います。
キャンドル教室に通い始めた頃、教室で習ったキャンドルを自宅で繰り返し制作することが続き、しばらくして自分のキャンドルを生み出したいなと思ったのですが、なんとなくのイメージはあるものの、これが、何をどう作れば良いのか、全く浮かびませんでした。
なんとなく1から作ってみるのですが、実験するのにもワックスを無駄にしたくないし、できるだけ少量で実験していたら貧相なキャンドルができるしで上手くいきませんでした。
そのうちに、当初作りたかった自分のアイデアに対しての熱量がなくなってきて、飽きてしまう、そんなことの繰り返しだったのです。
でも、そこは諦めの悪い性分もあって(笑)
地道に、制作を続けていました。
それからキャンドル生み出す時に、
人とあまり被らずに新しいキャンドルを生み出すことが少しずつ上手くいくようになったのは
習った技術と技術を組み合わせること、この掛け算が当たり前にできるようになったからです。
さらにはそこに、自分の好きなものや、得意なものを少しプラスすることを始めてから、もっとキャンドル作りが楽しくなりました。
それができるようになった時に、作ったものといえば、このキャンドルです。
レイヤー(層)のキャンドルを作るスキルと、モールドにワックス を張り付けるスキルを掛け合わせた、さらに、アメリカの海外ドラマが好きな部分をプラスしました。
習った技術と技術を組み合わせて、そこに、好きなアーティストのカラーだったり、大好きな海外の景色や旅行で行く沖縄の大地と海、愛犬や愛猫のもふもふのイメージなど
どんどん掛け合わせながら、制作を楽しんでみてください。
人が求めるキャンドルを生み出すには、人に尋ねてみること
次に、人が求めるキャンドルについて。
さきほど書いた、技術と技術の組み合わせで、自分のデザインを表現するのも大切なのですが
自分がこれ素敵!と思って作ったキャンドルと自分以外の人が求めているキャンドルとの間には、少し温度差があるように感じました。
この温度差は、実際に販売などを経験してみてわかったことです。
そうした、自分とお客様との間にある温度差を埋めるためには、その人に直接、どんなキャンドルが良いのか聞くことが、一番手っ取り早く確実な方法でした。
この世で売れる商品というのは、人が喉から手が出るほど欲しいもので、それって、悩みを解決してくれるものだったり、快楽を与えてくれるものだったりします。
例えば、ポテトチップスを買おうとした時に
1つは至って普通の、ポテトチップスで
2つ目は、収穫して3日以内の北海道産のじゃがいも使用して作ったと銘打っていたとします。
そうすると、多くの人が2つ目の方が安全で、絶対に美味しいに決まってる!と、なってしまうのではないでしょうか。^^
これは、単にキャッチコピーが良いというわけではなく
安心・安全といった人の不安や悩みを解消してくれるものだったりします。
悩みや快楽を感じ取る度合いは人それぞれ違うかもしれませんが
相手がどんなキャンドルを求めているのか、その希望に沿ったようなキャンドルを生み出していくことができれば
ものが溢れるこの時代で人が欲しいと思うものを、相手とのやり取りの中から汲み取っていく、それが形になった商品は、じわじわと誰かの目に止まっていくようになると思います。
まとめ
今回、キャンドル教室では教えてくれない、手作りキャンドルの新作を生み出す2つの秘訣として、以下のことをお話ししてきました。
・新作を生み出すには、すでに持っている技術と技術を組み合わせる
・人が求めるキャンドルを生み出すには、人に尋ねてみること
少し、感覚のお話になってしまったので、わかりにくいところもあったと思いますが、なんとなく、共感できる部分がある人もいたのではないでしょうか。
キャンドル制作は、色んな経験の組み合わせで、どんどん美しい作品を生み出せるものだと思いますので、ぜひ、根気良く制作を楽しんでみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。