キャンドルの着色掃除に消毒用エタノールではなく無水エタノールをおすすめする理由
※こちらは旧キャンドルブログの記事です。
こんにちは、大沢りえです。
キャンドル制作で、出てくる問題といえばお掃除問題があります。
できればササッと終えてしまいたいところですが、特に、鍋やモールドについた顔料・染料の色素沈着は、以前私にとって悩みの種でした。
トイレットペーパーでどんなに懸命に拭いても道具を温めて落とそうとしても
全然落ちない!
どうすればいいんだ・・・しかしそんな悩みを吹き飛ばしてくれた画期的なお掃除アイテムに出会いました。
それが、無水エタノールです。
そこで今回は、着色汚れを綺麗に落とす無水エタノールについて、その使用方法とともにご紹介しようと思います。
キャンドル作り初心者はぜひ参考にしてみて下さいね。
私が直面した色移り問題
キャンドル制作をしていると、顔料・染料が鍋やモールドにこびりついて、これが本当に、落ちないんです!
私が趣味でキャンドル制作をしていた頃は、自分の好きなキャンドルを好きなだけ作ってよかったので、ちょっと位、顔料染料が残っていたって
「全然気にしないもんね!」
と、ずぼらな性格ゆえ、鍋に顔料・染料の色素が残っていても何度か作業しているうちに色が薄くなったり、落ちていったので、多少の色まじりだとかは全然気にしていませんでした。
無水エタノールと消毒用エタノールに迷う。そして間違える。
お掃除アイテムとして、エタノールが良さそうということは知っていたので、ある日ドラッグストアに買いに行くことに。
ドラッグストアに行くと無水エタノールと消毒用エタノールが横並びで陳列されていて、私の頭を悩ませました。
「名前は似てるけど、なぜか値段には差がある・・。」
うーむ。無水エタノールは消毒用エタノールの2倍以上の値段がします。
なんとなくお察しの通り、以前私は「エタノールならどっちでもいいんじゃない?」と、ちょっと渋って消毒用エタノールを購入していました。(笑)
しかしそれが失敗で、顔料、染料が落ちず・・・結果、無水エタノールを買い直す羽目になってしまいました。(泣)
なぜかと言うと、消毒用エタノールでも鍋やモールドについた色をかすかに薄くすることができますが、決して綺麗には落ちないからです。
無水エタノールに落とせない汚れはない!
無水エタノールは、水分をほぼ含まない、純度99.5%の高さを誇るアルコールです。
きっとあなたもドラックストアで消毒用のエタノールの並びで、見かけたことがあるかもしれません。
実はこの無水エタノール、キャンドルのみならず、普段の生活で発生する、ありとあらゆる汚れを一瞬で落とせてしまう優れもの。
私自身、趣味で作品作りをしていた頃にいつも感じていた色素残りの問題を一瞬で解決し、ワンランク上の作品に仕上げる立役者となってくれたのが、まさに無水エタノールの存在でした。
とっても簡単!キャンドル掃除での無水エタノールの使い方
目を凝らして、お鍋やモールドを観察し、色素沈着見つけたら
スプレーボトルに入れた無水エタノールを、トイレットペーパーやティッシュに軽くシュッシュと吹きかけて素早く拭き取ります。
場合によっては、綿棒に無水エタノールを染み込ませると細かい部分まできれいにすることができます。
アルコールの純度が高いため
すぐに気化してしまうので、手早く行うのがポイントです!また、手に切り傷や、アトピーがある人は刺激が強いので、100均などでも売っているビニールの手袋をすることをお勧めします。
道具が汚れているだけで、制作に対する気持ちも知らず知らずのうちに下がったりするので、きれいにした新品のように元どおりになった道具で制作できるのはなんだかすがすがしく、常にワクワクした気持ちで素敵なキャンドル制作やレッスンが出来るように思います♪
私自身も、作品への意識がグッと変わった気がします。
気をつけるべき、無水エタノールの取り扱い
無水エタノールはなんでも汚れを落とせてしまうゆえ、その扱い方には、慎重になって頂きたいと思います。
まず、1つめは
アルコール純度が99.5%と高いため、使用しているとアルコールのせいでお酒を飲んだとき以上に、喉元がカーッと熱くなることがあります。
とくに私はお酒に弱いので、そのカーッと熱くなる感覚をまさか掃除をしながら味わなければならないのかと若干ではありますが、焦りました!
無水エタノールはすぐに気化しますが、しっかり換気をしてマスクもできればした方が良いでしょう^ ^
2つめは、
なんでも汚れを落とせてしまうので、無水エタノールがフローリングにつくとフローリングのワックスを溶かしてしまい、白くなります。
私はこれでワックスシートまで買う羽目になりました。(とほほ)
使用するときは必ず新聞紙などの上で床に液が落ちないよう、注意するようにしてくださいね♪
まとめ
今回は、
キャンドル作りをワンランクアップさせるお掃除アイテムとして、頑固な顔料・染料もあっという間に落とす無水エタノールについて書いてみました!
ただし、
*手に切り傷などがある人は、ビニールの手袋をすること
*消毒用エタノールではなく”無水エタノール”を購入すること
*フローリングに付かないように作業すること
以上のことを守って、安全に作業してみてくださいね!