手作りキャンドル 失敗しないパラフィンワックスの計量方法をご紹介
※こちらは旧キャンドルブログの記事です。
こんにちは、大沢りえです。
キャンドルを制作するときに最初のステップとして必ず行うことがあります。
それはワックスの計量です。
キャンドルワックスは、色々と性質があり、中でも主流のパラフィンワックスは
個体と液体で量が変わってしまい少し計量が面倒だったりします。
けれど、そんなちょっと面倒なワックスの性質も
これからご紹介する要点を抑えておけば、
パラフィンワックスのキャンドルの計量もバッチリ
ワックスを無駄にしないキャンドル作りができるようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
どうしてワックスを計量する必要があるのか
パラフィンワックスは、
個体になると最大20%縮小する性質があり
固まる時の室温によって収縮率には
10〜20%の差がでます。
夏など室温が高い時は10%にほど、
冬にキャンドルを作るときや冷蔵庫で急激に冷やしたりすると
20%収縮し、キャンドルに生まれる凹みが深くなります。
製作時に10〜20%縮小だから、
だいたいこれぐらいでいいかと
目分量でパラフィンワックスを計量してしまうと
モールドに溶けたワックスを注いだ時に
あぁ、微妙にワックスが足りないな・・・
ワックスがけっこう余っちゃったな・・・
といったことが起きたりします。
私は横着だったので、結構この経験が多くありました。
あとから継ぎ足したり、
添加剤やアロマオイルを足したあとの余分なワックスは、
再利用するにも、使い道が限られてしまいます。
ですので、しっかり計量して無駄をなくすことが
キャンドル制作の基本です。
実際やってみよう!パラフィンワックスの計量
では、実際のパラフィンワックスの計量方法をご紹介します。
1)計量したいモールド(型)の穴を粘土で塞ぐ
2)モールドをスケールにのせ、重さをゼロに合わせる
3)モールドに水を入れて、水の重さを計ります。
この水の重さがワックスが溶けた時の体積となる
4)水の重さに対し、0.9を掛けるとワックスの個体時の重さがわかる
ポイントは、
水の重さ × 0.9 = 必要なワックスの量
この要点だけ抑えておけば、
パラフィンワックスの計量も、なんなくクリアで来ちゃいます。
一度覚えてしまうと楽ですので、
手作りキャンドルの制作に役立ててみてください。
まとめ
キャンドルを制作するときに
はじめのステップとして必ず行うワックスの計量について
ご紹介しました。
・パラフィンワックスは液体の時に比べ、個体の時は体積が10〜20%収縮する
・実際に計量するときは水の量を計り、その体積に0.9を掛ける
少し面倒なパラフィンワックスの計量も
このポイントを抑えるだけで無駄にしない
失敗しないキャンドル作りができるようになります。
参考にしてみてください。